富山市議会自民会派会長による取材妨害と暴力に抗議する

2016年6月10日
日本新聞労働組合連合   委員長 新崎 盛吾
新聞労連北信越地方連合会 委員長 平澤 隆志
北日本新聞労働組合    委員長 下村 彰

 富山市議会の議員報酬引き上げについての条例改正案を巡り、6月9日、市議会自民会派の会長が取材中の北日本新聞社記者を押して倒し、メモを力ずくで奪うなどして、取材活動を妨害する事態が起きた。この事態に対し、私たちは断固抗議する。

 議員報酬を10万円引き上げるという今回の条例改正案については、納税者である市民にとって非常に関心の高い問題だ。賛否も大きく割れている中、市民の理解を深めるための情報提供は、記者にとって重要な使命だと考える。その記者のメモを奪うという行為は、報道の自由の侵害にほかならない。社会の公器であり、市民に情報を伝えるべき報道機関の責務として、記者は取材・報道に尽力している。一方、市議会議員は選挙で選ばれた市民の代表であり、取材に答え、自らの考えを市民に説明すべき公人である。

 当該市議の行為は、自らに不利な情報が出ることを恐れ、暴力と恫喝で正当な取材活動を妨害したと受け止めざるを得ず、国民の知る権利、報道の自由を侵す重大な問題だと考える。

 私たちは暴力による取材妨害を絶対に許さない。市民の負託を受けた市議会議員として、報道機関の取材活動を尊重するよう求める。

以上

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