2023年度新聞労連ジャーナリズム大賞、専門紙・スポーツ紙賞、疋田桂一郎賞決定

「平和・民主主義の発展」「言論・報道の自由の確立」「人権擁護」などに貢献した記事・企画・キャンペーンを表彰する新聞労連第28回ジャーナリズム大賞、第18回疋田桂一郎賞、第5回専門紙・スポーツ紙賞の受賞作品が決まりました。

今回の選考は、昨年紙面化された記事などを対象に、以下の4人による審査で、応募があった20労組33作品から選定しました。(昨年の応募は22作品)

表彰式は1月23日(火)午後5時から、全水道会館大会議室で行いました。

【選考委員】(50音順)

・青木理さん(元共同通信記者、ジャーナリスト)

(だい)宏士(ひろし)さん(元毎日新聞記者・『放送レポート』編集委員)

・浜田敬子さん(前BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長・元AERA編集長)

・安田菜津紀さん(Dialogue for People フォトジャーナリスト)

<補足>

新聞労連ジャーナリズム大賞は、当初新聞労連ジャーナリスト大賞として、1996年に制定されましたが、2012年に名称変更しました。全国紙、地方紙を問わず優れた記事を評価し、取材者を激励するために制定した顕彰制度です。

「疋田桂一郎賞」は、2006年に新設されました。「人権を守り、報道への信頼増進に寄与する報道」に対して授与されます。新聞労連ジャーナリスト大賞の選考委員だった故・疋田桂一郎氏のご遺族から、「遺志を生かして」として提供された基金に依っています。

専門紙・スポーツ紙賞は、2019年に専門紙賞として創設されましたが、2022年に名称変更をし、選考基準を明確にしました。

【第28回労連大賞、第18回疋田桂一郎賞 第5回専門紙・スポーツ紙賞選考結果】(敬称略)

【各賞選考評】

大賞(3件)

障害者不妊処置問題のスクープと一連の報道

(共同通信社「障害者不妊処置問題」取材班)

 北海道のグループホームで暮らしながら結婚や同棲を望む知的障害者に施設側が不妊処置を求めるという深刻な人権侵害を明るみに出した若手記者の力強いスクープだ。2020年に発生した知的障害者施設での入所者による新生児殺害事件を端緒に取材を続けた粘り強さが、ブロック紙や多くの地方紙の1面トップで掲載される価値あるニュースにつながった。知的障害者の家族や施設職員を対象にした全国調査のほか、長期のルポ連載など多彩な取材手法で問題を多角的に浮き彫りにした点も評価できる。

河井克行元法相の大規模買収事件への安倍政権幹部関与疑惑のスクープ

(中国新聞社「決別 金権政治」取材班)

 現職国会議員夫妻による地方議員たちへの現金ばらまきという前代未聞の事件が発覚した2019年以来、粘り強く取材を続ける取材班の鮮やかなスクープは全国紙の追随を許さず、地方紙の力量を十分に示した。買収の原資と政権幹部のつながりを示す物証の存在は、23年末から徐々に明らかになりつつある自民党国会議員による巨額の裏金づくりの実態にもつながって見える。読者にとって身近な地方議員の多くを汚染した「政治とカネ」の不透明な関係の実態解明を目指す取材班の執念が読み取れる。

●人権新時代

(西日本新聞社「人権新時代」取材班)

 2022年の「全国水平社創設100年」を機に始まった長期連載は、部落差別の実態を伝える秀逸な内容だった。とりわけ、若手記者が被差別部落出身であることを紙面で公表し、家族との葛藤を含めて等身大の肉声を伝えた展開は胸を打った。被差別部落の地名リストがインターネットで拡散した「鳥取ループ事件」の深層を追及し、部落差別は決して過去のものではない、新しい差別が生まれている、という視点を提示した。記事を基に地域社会で記者が住民に語りかける取り組みも、新聞の部数が減少傾向にある中で、未来の読者との新たな関係づくりの可能性を感じさせた。

優秀賞(4件)

連載・キャンペーン報道「アカガネのこえ 足尾銅山閉山50年」

(下野新聞社編集局「アカガネのこえ」取材班)

 明治時代の鉱毒事件の現場となった足尾銅山を、国策と公害被害者の関係を問う原点と捉える視点が連載を貫いている。東日本大震災の東京電力福島第1原発事故後の福島県を取材したルポでは、廃炉や除染の難しさを足尾銅山の坑排水処理に重ねた。明治時代の遊水地計画で強制廃村され、故郷を追われた栃木県民の子孫が暮らす北海道や、鉱毒事件解決に向けて尽力した田中正造の教えに触発されて水俣病と向き合う人がいる熊本県へも取材の足を延ばすフットワークも連載に奥行きを与えている。

ふつうって何ですか?―発達障害と社会

(信濃毎日新聞「ふつうって何ですか?―発達障害と社会」取材班)

 「ふつう」であろうとして悩み、困難に直面する発達障害の当事者、そして家族と向き合う個の視点と、公的支援策が乏しいフリースクールの実情や規制緩和で質の確保が問われている放課後デイ施設の民間参入といった制度面の課題を組み合わせて報じる重層的な手法が、見えづらい実態の可視化を促している。約300通のメールや手紙、ファクスで取材班に寄せられた読者の反響を交えて連載を進める手法は、地域社会とともにある地元紙らしさが伝わった。

●連載「カビの生えた病棟でー神出病院虐待事件3年」

(神戸新聞社赤穂支局・小谷千穂、報道部・前川茂之)

神戸市の精神科病院であった看護師による患者虐待事件の発覚から3年を機に、劣悪な施設や労務環境の破綻といった要因が看護師の人権感覚の麻痺につながった実態に踏み込んだ。安倍晋三元首相ら政財界とのコネクションを誇示する運営法人の理事長が浪費していた常識外れの交際費や高額の役員報酬の実態、それを捻出するために利益優先と経費削減に走った病院経営の歪みも指摘し、全国で相次ぐ精神科病院での患者虐待の背景に潜む負の構造にメスを入れた。

●防衛力の南西シフトなど、激化する沖縄の基地負担に関する一連の報道

(琉球新報編集局「南西シフト」取材班)

 南西地域での自衛隊増強を規定した2022年末の安全保障3文書の閣議決定を受けて始まった長期連載。台湾有事への懸念を反映し、安全保障の最前線となった日本最西端の島・与那国島のルポを起点に、沖縄と同様に自衛隊増強が進む奄美群島や台湾にも取材を広げた。抑止力を優先する一方で、3文書の一つである国家防衛戦略が掲げる「国民保護」の一環としての住民避難への自衛隊の関与が不透明な実態など、住民の視点で危機感を伝えた。

特別賞(3件)

関東大震災に際しての朝鮮人虐殺事件を巡る一連の記事

(毎日新聞社・後藤由耶、南茂芽育、栗原俊雄)

 関東大震災から100年となった2023年は各紙が節目報道を展開したが、取材に当たった記者たちは一貫して今なお存在する「差別の悪質さ」に軸足を置いた。100年前の朝鮮人虐殺の原因を「集団心理」と片付けることなく、毎日新聞の前身である東京日日新聞が震災前に報じていた朝鮮人蔑視の記事や、震災後の流言を事実であるかのように報じた当時の紙面を示しながら、差別を許さない姿勢で一貫している。朝鮮人虐殺の歴史を学ぼうと集まった若者グループを紹介したルポは、活動に1年以上密着した同世代の記者の共感を率直に伝えており好感が持てる。

●長崎県の離島を巡る一連の報道

(長崎新聞社編集局「離島取材班」)

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場計画に揺れる長崎県対馬市に駐在する若手記者の圧倒的な取材と出稿が光る。国策の最前線となった離島で思う存分、取材する意欲を評価したい。独特の食文化や景観を紹介する記事など、離島に暮らす若手やベテラン記者が中心になって島のありのままを描く姿勢が好ましい。全国有数の島しょ県である長崎県にとって、過疎化が深刻な島の暮らしの在り方は地域の将来につながる。離島の取材網の維持を強く望む。

●連載「自衛隊南西シフト」~国境の島・与那国と八重山諸島を中心に~と一連の報道

(八重山毎日新聞編集センター編集部「自衛隊南西シフト」取材班)

 自衛隊南西シフトの焦点となった日本最西端の島・与那国島を担当する記者を中心に、石垣島の地域紙が地元を揺るがす大ニュースを精力的に取材した。台湾軍の演習による砲撃音が響き、自衛隊の機動戦闘車や迎撃ミサイルが相次いで展開する与那国島の住民の戸惑いに若手記者が真正面に向き合っていることが印象的だった。離島の住民が必要とするニュースを地元視点で伝える地域紙の存在感を今後も発揮してほしい。

疋田桂一郎賞(1件)

レイシャル・プロファイリングを巡る一連の報道

(バズフィードジャパン ハフポスト日本版編集部・國﨑万智)

日本に暮らす外国人、とりわけ有色人種が直面している警察官による人種差別的な職務質問の実態を鋭い問題意識を基に報じた。在日外国人や海外にルーツがある人329人から体験談を集めたアンケートからは、容貌や発音を基にした露骨な差別の実態が鮮明に浮かび上がる。精力的な取材の背景には、前職の地方紙で警察担当記者だった際の自身の鈍感さへの反省がある。新聞業界からの人材移動が進む一方で、不採算を理由にしたニュース部門の縮小が相次ぐネットメディアでの記者の奮闘を応援したい。

専門紙・スポーツ紙賞(1件)

●3本指に込められた思い

(日刊スポーツ・平山連)

 2021年のサッカーW杯アジア2次予選で日本代表と対戦したミャンマー代表の一員で、国歌斉唱時に3本指を立ててミャンマー国軍のクーデターに抵抗する意志を示した男性のその後を追跡。次期W杯予選の日本対ミャンマー戦を前に記事化した。最終面1ページを使い「WE NEED JUSTICE(私たちには正義が必要だ)」という切実な肉声を伝えた。スポーツ紙の主読層であるサッカーファンに深刻な国際問題を分かりやすく紹介し、今なお約2万人が国軍に拘束される人権侵害の実態を訴えた。

【選考委員会総評】

 応募総数は前回を11点上回る33作品。20労組から寄せられた。全国紙、地方紙、地域紙、専門紙、スポーツ紙、ネットメディアからバラエティーに富んだ記事が集まった。スクープ性の高いニュースや、地域の課題や社会問題に正面から向き合った連載もあり、内容の充実に目を見張った。

 大賞の3作品のうち、共同通信の障害者不妊処置報道と中国新聞の河井克行元法相らの大規模買収事件の安倍政権幹部関与疑惑のスクープは、隠れた事実を明るみに出す特報の力を示した。障害者不妊処置の現場は取材の足場に乏しい都市部から離れた過疎地だった。また、「政治とカネ」の問題は河井夫妻の買収事件以来、中国新聞が地元紙として継続して取材するテーマである。いずれも難しい取材ながら、丹念に事実を掘り起こした粘り強い努力を評価したい。

 ストレートニュースとしては、毎日新聞大阪社会部の「『維新議員 公設秘書に2市議』の特報など秘書兼職問題を巡る一連の報道」、前那覇市議会議長の贈収賄事件を追った沖縄タイムスの報道、朝日新聞金沢総局の記者が手掛けた「馳浩・石川県知事の会見拒否問題を巡る一連の報道」への評価が高かった。とりわけ、朝日新聞金沢総局の記者は、記者クラブの有志の意見をまとめて県に会見再開を申し入れる動きの中心を担っており、地元メディアが報道に消極的な難しい局面を現場の連帯で打開しようという意欲を感じさせた。新聞が読者に託されている権力監視という役割は、マスコミ不信が広がり、新聞社の経営難に起因する取材体制の縮小が進む中でより一層、重みを増している。

 大賞に輝いた西日本新聞の企画「人権新時代」は2023年の新聞協会賞を受賞した2年間にわたる長期キャンペーンだ。部落差別問題は同紙が継続して報道している重要テーマだが、今なお多くの人を苦しめる差別の根深さを多角的に報じ、人権の意義を真正面から問う力作だった。地域から人権を考える視点は、スクープ性を評価して大賞に選んだ共同通信の障害者不妊処置問題の報道や、優秀賞となった神戸新聞の「カビの生えた病棟で―神出病院虐待事件3年」にも通じる。

 マイノリティーへの確かな視座に立脚した作品も目立った。上毛新聞の連載「300の同胞 GUNMAとロヒンギャ」は群馬県館林市に暮らすミャンマーの少数民族ロヒンギャのコミュニティーに密着した。疋田桂一郎賞を受賞したハフポスト日本版のレイシャル・プロファイリング報道と愛知県安城市の外国人生活保護を巡って自治体職員が行った差別的な扱いを記事化した共同通信名古屋支社の報道は、根強い外国人への偏見への問題意識を一過性に終わらせず息長く伝える点が共通している。

 地域課題に向き合う地方紙らしい企画も多く寄せられた。新潟日報は上越支社の若手記者を中心に棚田の営農や祭礼の維持といったミクロの視点で人口減少問題に向き合った。同社の連載「輝ける島へ」は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録を目指す動きを、歴史認識を巡る国政の内幕や日韓関係にまで視野を広げて報じた。琉球新報で教員不足問題を報じる取材班の中心を担った記者は教職経験があり、自身の強い問題意識を起点にしている。北海道新聞が2017年から継続する大型インタビュー企画「言葉の現在地」は、日々のニュースで報じられてきた「言葉」に着目し、その言葉が生まれた背景や意義を当事者の語りで説き起こすベテラン記者の手腕が光った。共同通信社会部の若手記者が、1993年にカンボジアPKОに派遣された文民警察官が現地で襲撃され死亡してから30年となることを機に取り組んだ報道は、ベテラン編集委員と連携して当時の同僚の生々しいメモを掘り起こした。

 生活者の実感に基づく目線の低い記事も集まった。大手紙の警視庁担当記者からネットメディアのバズフィードジャパンに転じた記者は、捕手を「女房役」「正妻」と表記する高校野球報道や、自身の育児体験から感じた男性中心の職場への違和感を率直に記し、旧態依然としたメディア業界の問題点を提示した。「柔軟な働き方」の美名の下で身近な労働現場に広がる業務請負契約を取り上げた朝日新聞社会部の「偽装フリーランス」報道は、長文で詳報できるデジタルを軸にキャンペーンを展開した。「大切な問題だけに、紙面でも大きく展開してほしかった」という意見もあった。沖縄タイムスの連載「吃音と生きる」や、同社くらし報道担当者が手掛けた連載「いろいろ家族 LGBTQ+の日々」は、多くの取材対象者が実名で登場し、記者との強い信頼関係を感じさせた。

 専門紙・スポーツ紙賞は前回(2件)を大幅に上回る8件が選考対象となった。19年度の創設以来、「該当なし」が続いていたが、日刊スポーツの「3本指に込められた思い」は初の受賞となる。68年間続いた紙の新聞の休刊を機に、地域スポーツの折々の節目を読者の思い出とともに綴った西日本スポーツの特集面「西スポ推し面1955~2023」と、プロ野球阪神タイガースの38年ぶりの日本シリーズ制覇を報じたデイリースポーツの号外、縦横を反転させた斬新なレイアウトでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝の立役者となった大谷翔平投手、ダルビッシュ有投手の歓喜の瞬間を記録した日刊スポーツの見開き紙面は、いずれもスポーツファンが保存することを意識しており、紙の新聞の特性を強く意識した好企画だった。

 専門紙からも意欲的な応募があった。建設や運輸、医療などの分野で時間外労働の上限規制が厳格化される24年4月を前にした日刊建設工業新聞のワッペン展開「働き方改革」は、主に企業経営者や工事発注者、行政関係者の視点で規制強化への対応を論じた。「2024年問題」が本格化するのはこれからであり、労働現場の生の声や槌音を伝えるルポ展開があれば、働く人の視点で問題点や改善策を提示することができるだろう。化学工業日報は環境基本法の制定30年、化学物質審査規制法の制定50年、食品安全委員会の発足20年といった節目に合わせて1ページ特集を展開した。発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)汚染など、業界外の一般市民の関心も高いテーマも内包しており、専門紙記者ならではの知見や現場感覚を生かした展開があればよかった。新聞通信合同ユニオンに所属する記者が手掛けた電波新聞の記事は「町の電機屋さん」の日常を伝えた。家電量販店の攻勢や後継者不足に悩む現場へのエールだが、過疎地の暮らしの支え役になっている点など、地域社会とのつながりも合わせて報じると奥行きが生まれるだろう。

これまでの受賞作品一覧(敬称略)

第1回(1996年)
大賞少女乱暴事件以降の基地問題や代理署名裁判の記事をまとめた冊子『異議申し立て』(琉球新報編集局)
優秀賞 (4件)連載企画「癒されぬ人々」(茨城新聞社会部)
「官官接待」批判キャンペーン(毎日新聞社会部)
「衝撃 もんじゅ」と原発の安全性を問うキャンペーン(福井新聞報道部)
戦後50年企画「半世紀が流れて」(佐賀新聞報道部)
第2回(1997年)
大賞 (2件)連載企画「肝苦りさー米兵事故・遺族たちの長い闘い」(神戸新聞)
連載企画「福祉を食うー虐待される障害者」(毎日新聞)
優秀賞連載企画「平成議会解体新書」(佐賀新聞)
特別賞 (2件)ペルー人質事件の取材・報道(共同通信・原田浩司)
連載企画「みる・きく・はなす」(朝日新聞社会部)
第3回(1998年)
大賞該当なし
優秀賞 (2件)「家族の伝言」シリーズ(毎日新聞)
「共生社会を拓く」(沖縄タイムス)
特別賞「報告 男児殺害事件」(神戸新聞)
第4回(1999年)
大賞 (2件)「生命のゆくえ 検証・脳死報道」(高知新聞脳死移植取材班)
「犯罪被害者の人権を考える」(西日本新聞編集局)
優秀賞「心への侵入」(沖縄タイムス社会部)
特別賞 (2件)「介助犬シンシア」(毎日新聞大阪社会部)
盗聴法反対キャンペーン(内外タイムス報道部)
第5回(2000年)
大賞野宿問題の連載ルポ・キャンペーン(読売新聞大阪野宿取材班)
優秀賞 (2件)「40秒の攻防」ならびに関連記事(朝日新聞大阪学芸部)
「検証 むつ小川原30年の決算」(東奥日報政経部)
特別賞「オウム報道」をテーマにした連載企画と特集記事(下野新聞オウム問題取材班)
第6回(2001年)
大賞21世紀 ともに生きる アジアの人権と共生を考える(西日本新聞編集局)
優秀賞 (3件)「人間回復を」~ハンセン病隔離90年を問うキャンペーン(毎日新聞取材班)
土地改良区、公立病院の自民党費等立て替え問題追及報道(下野新聞社会部)
やさしい街に~子どもとクルマ社会キャンペーン(毎日新聞大阪社会部)
特別賞連載企画「ひきこもり」キャンペーン(埼玉新聞編集局)
第7回(2002年)
大賞 (2件)「軍事基地と住民―国外から沖縄を問う―対日講和・日米安保発効50年」(琉球新報取材班)
防衛庁の個人情報リストを暴いたスクープ(毎日新聞社会部・大治朋子)
優秀賞 (3件)名古屋刑務所における集団暴行事件に関する一連の報道(朝日新聞名古屋社会部)
「アジア難民~私たちに何ができるか」(西日本新聞アジア取材班)
逮捕された前徳島県知事のその後の連載企画(徳島新聞社会部)
特別賞 (2件)新聞社襲撃-テロリズムと対峙した15年(朝日新聞116号事件取材班)
「ともしび」と新ページ「ともしび」の創設(神戸新聞社会部)
第8回(2003年)
大賞連載企画「在日―負の遺産・人権編」(愛媛新聞「在日」取材班)
優秀賞 (3件)連載企画「引き裂かれた家族・拉致との苦闘25年」(福井新聞編集局)
連載企画「地位報議員03統一地方選を前に」(下野新聞「地方議員」取材班)
連載企画「学校好きなんだ」(沖縄タイムス編集局社会部教育班)
特別賞イラク戦争関連企画「つむぐ平和」・一連の報道(毎日新聞大阪社会部取材班)
第9回(2004年)
大賞 (2件)「北海道警の裏金疑惑を追及した一連のキャンペーン」(北海道新聞編集局道警裏金問題取材班)
「高知県警捜査費虚偽請求に関する報道」(高知新聞捜査費問題取材班)
優秀賞 (2件)「9年間のオウム法廷取材とその報道」(朝日新聞編集委員・降幡賢一)
企画「非戦の回廊」(共同通信憲法取材班)
特別賞 (2件)「外務省機密文書『日米地位協定の考え方』のスクープと日米地位協定改定に向けたキャンペーン報道」(琉球新報地位協定取材班)
「米軍ヘリ墜落事故に関する一連の報道」(沖縄タイムス編集局)
第10回(2005年)
大賞戦後60年キャンペーン報道「新たな視点、証言で探る沖縄戦」(沖縄タイムス社会部戦後60年取材班)
優秀賞 (3件)連載企画「あなた見られてます―監視と安全のはざまで」(北海道新聞報道本部)
連載企画「無実 宇都宮誤認逮捕・起訴」(下野新聞社会部「宇都宮誤認逮捕・起訴」取材班)
大阪本社の一連のアスベスト報道スクープ記事(毎日新聞アスベスト問題取材班)
特別賞 (3件)連載企画「柊の垣根」(信濃毎日新聞編集局・畑谷史代)
戦後60年企画「沖縄戦新聞」(琉球新報沖縄戦新聞取材班)
戦後60年共同企画「安保の現場から―米軍再編を追う」(神奈川新聞報道部、沖縄タイムス政経部)
※第10回までは7月の定期大会で表彰 (第10回は2005年7月) ※第11回以降は1月の臨時大会で表彰 (第11回は2007年1月)
第11回(2006年度)
大賞Xバンドレーダー取材班 Xバンドレーダーを問う 車力分屯基地配備計画 米軍再編の波紋 「北」をにらむ三沢・車力(東奥日報)
優秀賞 (2件)「偽装請負が製造業で横行」を始めとする一連のキャンペーン(朝日新聞編集局特別報道チーム)
「沖縄返還をめぐる日米密約を、元外務省局長の証言によりスクープ」(北海道新聞中標津支局長・徃住嘉文)
特別賞 (2件)「奈良・大淀病院妊婦死亡」をはじめとする全国の母子救急医療搬送システムの未整備を問う一連のスクープと検証キャンペーン(毎日新聞奈良支局大阪科学環境部取材班)
通年連載企画「憲法のあした」(茨城新聞憲法問題取材班)
疋田賞 (2件)「生命(いのち)のメッセージ展」と犯罪被害者報道を考えるキャンペーン(下野新聞「犯罪被害者」取材班)
低年齢児の性同一性障害受け入れの一連の記事(神戸新聞社会部・霍見真一郎)
第12回(2007年度)
大賞 (2件)琉球新報、沖縄タイムス両紙の「集団自決」問題キャンペーン ・教科書検定問題に関する一連の報道(琉球新報取材班) ・挑まれる沖縄戦「集団自決」問題キャンペーン(沖縄タイムス「集団自決」問題取材班) (※セット受賞)
連載「新聞と戦争」(朝日新聞「新聞と戦争」取材班)
優秀賞 (2件)連載「水俣病50年」(熊本日日新聞水俣病50年取材班)
連載「必要か 青少年条例」など(信濃毎日新聞「必要か 青少年条例」取材班)
特別賞 (2件)「風船爆弾 東へ」2007年夏~関東5紙共同企画(関東地連=神奈川新聞、上毛新聞、埼玉新聞、茨城新聞、千葉日報 関東地方5社共同企画「風船爆弾 東へ」取材チーム)
定期連載「ひろしま国 10代がつくる平和新聞」(中国新聞こども新聞編集部)
疋田賞 (2件)「離婚後300日規定問題」キャンペーン(毎日新聞社会部・工藤哲)
連載「死と向き合う医療―在宅ホスピス とちの木開設1年」(下野新聞写真部・近藤文則)
第13回(2008年度)
大賞鹿児島県警の暴走をめぐる一連の報道(朝日新聞志布志事件取材班)
優秀賞クラスター爆弾廃絶キャンペーン(毎日新聞クラスター爆弾取材班)
特別賞「あなたの愛の手を」(神戸新聞「あなたの愛の手を」取材班)
疋田賞  (2件)戦艦大和・シベリア抑留体験者を追う(毎日新聞学芸部・栗原俊雄)
「『反省』がわからない―大阪・姉妹刺殺事件」(共同通信大阪社会部・池谷孝司、真下周)
第14回(2009年度)
大賞“八重山難民”の証言 生還―ひもじくて(台湾疎開体験記録)(八重山毎日新聞編集局編集部・松田良孝)
優秀賞 (2件)点字の父・ブライユ生誕200年を記念した視覚障害者の権利擁護に関する報道(毎日新聞大阪学芸部・遠藤哲也)
地域医療のカルテ(沖縄タイムス社会部・黒島美奈子)
特別賞該当なし
疋田賞家庭の中の暴力(徳島新聞文化部・多田さくら)
第15回(2010年度)
大賞 (2件)「大阪地検特捜部の主任検事による押収資料改ざん事件」の特報及び関連報道(朝日新聞大阪社会グループ・東京社会グループ改ざん事件取材班)
普天間飛行場問題の本質に迫る報道―琉球新報との連携・転載を軸に(高知新聞・中平雅彦、浜田成和、早崎康之、五十嵐隆浩、須賀仁嗣、琉球新報・玻名城泰山)
優秀賞 (2件)安保改定50年~米軍基地の現場から(神奈川新聞、沖縄タイムス、長崎新聞3紙合同企画取材班)
ムラよ(新潟日報報道部「ムラよ」取材班)
特別賞「らせんの真実 冤罪・足利事件」(下野新聞社会部足利事件取材班)
疋田賞わたしらしく 車いすママの奮闘記(沖縄タイムス編集局学芸部・大濱照美)
第16回(2011年度)
大賞 (2件)米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐる沖縄防衛局長による不適切発言の報道(琉球新報編集局)
福島第1原発事故をめぐる特報面などの一連の報道(東京新聞特別報道部)
優秀賞 (2件)ワシントン発一連の基地報道(沖縄タイムス米国特約記者・平安名純代)
埼玉県警の虚偽証言強要疑惑(毎日新聞さいたま支局取材班)
特別賞該当なし
疋田賞不発弾処理問題(沖縄タイムス通信部南部総局・大野亨恭)
第17回(2012年度)
大賞原発とメディア「『平和利用』への道」編、「容認の内実」編(朝日新聞編集委員・上丸洋一)
優秀賞 (2件)原子力委員会の「秘密会議」をめぐる一連の報道(毎日新聞特別報道グループ取材班)
連載「居場所を探して 累犯障害者たち」(長崎新聞累犯障害者問題取材班)
特別賞 (2件)オスプレイ強行配備をめぐる一連の報道(沖縄タイムスオスプレイ配備問題取材班)
米海兵隊のオスプレイ配備に抗う一連の報道(琉球新報編集局)
疋田賞「自殺の練習させられた」中2いじめ訴訟(共同通信大津支局・根本裕子)
第18回(2013年度)
大賞(1件)「平和、人権、民主主義に関する一連の報道」(高知新聞社会部取材班)
優秀賞 (2件)「波よ鎮まれ~尖閣への視座~」(沖縄タイムス編集局特別報道チーム)
沖縄の不条理を突く 4.28「主権回復の日」に関する一連の報道(琉球新報「4.28取材班」)
特別賞該当なし
疋田賞 (2件)「A級戦犯ラジオ番組で語る」と連載「原発事故とウチナーンチュ 本紙記者 リポート」(琉球新報編集局社会部・当銘寿夫)
福島第1原発事故による被ばくと健康影響に関する報道(毎日新聞東京社会部・日野行介)
第19回(2014年度)
大賞(1件)琉球新報、沖縄タイムス両紙の基地移設問題と県知事選などをめぐる一連の報道 ・「普天間・辺野古問題」を中心にこの国の民主主義を問う一連のキャンペーン(琉球新報編集局(辺野古問題取材班)) ・連載「新聞と権力」(沖縄タイムス社会部・阿部岳、政治部・吉田央) ・連載「日米同盟と沖縄 普天間返還の行方」(沖縄タイムス「普天間」取材班) ・沖縄知事選をめぐる一連の社会面企画(沖縄タイムス社会部知事選取材班) (※セット受賞)
優秀賞 (2件)特定秘密保護法成立後の一連の報道(北海道新聞特定秘密保護法取材班)
宮崎日日、下野新聞両紙の「子どもの貧困」をめぐる一連の報道 ・石井十次没後100年企画「誰も知らない~みやざきの子供の貧困」(宮崎日日新聞「だれも知らない」取材班) ・希望ってなんですか~貧困の中の子供~(下野新聞編集局子供の希望取材班) (※セット受賞)
特別賞原発吉田調書をめぐる特報(朝日新聞・木村英昭、宮崎知己)
疋田賞証言 村松の少年通信兵(新潟日報五泉支局長・鈴木啓弘)
第20回(2015年度)
大賞(1件)毎日新聞東京の3作品セットで受賞 ・「憲法解釈変更の経緯 公文書に残さず」など内閣法制局をめぐる一連の報道(社会部・日下部聡、樋岡徹也) ・会計検査院が秘密保護法を「憲法上問題」と指摘(社会部・青島顕) ・連載企画「日米安保の現場~軍用地料の『意図』」(社会部・川上晃弘、山田奈緒、松山支局・傳田賢史)
優秀賞 (2件)北海道と戦争(北海道新聞編集局「戦後70年 北海道と戦争」企画取材班)
秋(とき)のしずく ~敗戦70年といま~(高知新聞取材班)
特別賞「報道圧力」問題をめぐる一連の報道と対応(沖縄タイムス「報道圧力」問題取材班、琉球新報編集局) (※セット受賞)
疋田賞  (2件)「隔離の記憶」などハンセン病をめぐる一連の報道(朝日新聞編集委員・高木智子)
「辺野古バブル」に揺れる島~奄美大島の採石現場から~(沖縄タイムス編集局・篠原知恵)
第21回(2016年度)
大賞 (2件)震災避難生徒いじめ問題をめぐる一連の報道(共同通信横浜支局・川南有希)
連載企画「チャイナ・センセーション」(毎日新聞東京「中国」取材班)
優秀賞防大生の任官拒否2倍に 25年ぶり卒業生1割超―安保法制影響も(時事通信編集局・森拓馬、纐纈啓太)
特別賞 (2件)中国新聞米大統領広島訪問取材班(オバマ米大統領広島訪問に関する一連の報道)
・高江・辺野古基地問題をめぐる一連の報道(沖縄タイムス基地問題取材班) ・「辺野古から」(共同通信那覇支局) (※セット受賞)
疋田賞神山町長取材拒否問題(徳島新聞石井支局・土井良典)
第22回(2017年度)
大賞(1件)森友学園への国有地売却、加計学園の獣医学部新設をめぐる一連の報道(朝日新聞東京社会部、大阪社会部、特別報道部、政治部を中心とする取材班)
優秀賞 (3件)イマジン―ともに生きたい(新潟日報「イマジン」取材班)
「新 移民時代」(西日本新聞「新 移民時代」取材班)
沖縄県副知事による教員採用試験口利き問題のスクープと一連の報道(沖縄タイムス社会部教育班)
特別賞連載企画「古都・象徴・平和」(京都新聞報道部「古都・象徴・平和」取材班)
疋田賞連載「民族の炎」をはじめとする沖縄の自己決定権を巡る報道(琉球新報編集局編集委員・宮城隆尋)
第23回(2018年度)
大賞(1件)沖縄県知事選に関する情報のファクトチェック報道(琉球新報沖縄県知事選取材班)
優秀賞 (2件)カネミ油症50年(長崎新聞「カネミ油症50年」取材チーム)
自分らしく、生きる 宮崎から考えるLGBT(宮崎日日新聞編集局「自分らしく、生きる」取材班)
特別賞該当なし
疋田賞「過労に倒れた難病の妹」を始めとする新潟県庁での過労死を巡る一連の報道(毎日新聞新潟支局県庁過労死取材班を代表し南茂芽育、井口彩)
第24回(2019年度)
大賞(1件)NHKかんぽ不正報道への圧力に関する一連の報道(毎日新聞NHK問題取材班)
優秀賞 (2件)改正ドローン規制法など、権力の暴走をただす一連の報道(沖縄タイムス取材班)
キャンペーン報道「にほんでいきる~外国からきた子どもたち」(毎日新聞「にほんでいきる」取材班)
特別賞 (2件)国際女性デーを中心に展開する「Dear Girls」の一連の報道(朝日新聞「Dear Girls2019」取材班)
「#metoo #youtoo」(神奈川新聞「#metoo #youtoo」取材班)
疋田賞 (2件)「家族のかたち 里親家庭の今」(長崎新聞報道部・熊本陽平)
Yナンバー白タク問題を巡る一連の報道(沖縄タイムス社会部・比嘉太一、西倉悟朗)
専門紙賞該当なし
第25回(2020年度)2020年の作品
大賞 (2件)子どもへの性暴力(朝日新聞「子どもへの性暴力」取材班)
連載・エンドロールの輝き―京アニ放火殺人1年 連載・ユートピアの死角―京アニ事件 (京都新聞編集局報道部「京アニ事件」取材班)
優秀賞 (3件)連載・「独り」をつないで―ひきこもりの像― (沖縄タイムス編集局社会部「家族のカタチ」取材班)
ヤングケアラー 幼き介護キャンペーン (毎日新聞特別報道部「ヤングケアラー」取材班)
眠りの森のじきしん (神戸新聞明石総局「眠りの森のじきしん」取材班)
特別賞 (2件)「時代の正体・差別のないまちへ」など、一連のヘイトスピーチに抗う記事 (神奈川新聞川崎総局編集委員 石橋学=いしばし・がく)
戦後75年 証言を掘り起こし「戦争死」の実相を探った一連の報道 (琉球新報「沖縄戦75年」取材班)
疋田賞 (2件)消防職員の自殺問題を巡る一連の報道(共同通信札幌支社編集部 石黒真彩=いしぐろ・まあや)
記者 清六の戦争(毎日新聞情報編成総センター 伊藤絵理子=いとう・えりこ)
専門紙賞該当なし
第26回(2021年度)2021年の作品
大賞(1件)特権を問う~日米地位協定60年  (毎日新聞「特権を問う」取材班)
優秀賞 (2件)「防人」の肖像 自衛隊沖縄移駐50年  (沖縄タイムス「防人」の肖像取材班)
「五色(いつついろ)のメビウス ともにはたらき ともにいきる」  (信濃毎日新聞社編集局「五色のメビウス」取材班)
特別賞 (3件)神の川 永遠に―イ病勝訴50年  (北日本新聞社編集委員宮田求)
航空自衛隊那覇基地から流出した泡消化剤に有害物質が含まれていることを突き止めた一連の報道  (琉球新報航空自衛隊泡消火剤流出取材班)
「核のごみ」の最終処分場選定に向けた全国初の調査を巡る報道  (北海道新聞核ごみ取材班)
疋田賞(1件)長崎市の私立海星高いじめ自殺問題を巡る一連の報道  (共同通信社千葉支局石川陽一)
専門紙賞該当なし
第27回(2022年度)2022年の作品
大賞(2件)旧統一教会の政界工作など教祖発言録に関する一連の報道 (毎日新聞東京本社デジタル報道センター・ソウル支局)
土の声を 「国策民営」リニアの現場から (信濃毎日新聞社編集局「土の声を」取材班)
優秀賞 (2件)水平社宣言100年・部落差別問題を取り上げた一連の報道 (共同通信社水平社宣言100年取材チーム)
沖縄の日本復帰50年を巡る報道 (沖縄タイムス復帰50年取材チーム)
特別賞(1件)沖縄の日本復帰50年特別号 (琉球新報編集局 復帰50年特別号編成チーム)
疋田賞 (2件)「幽霊消防団員」や搾取される団員報酬の実態を巡る一連の報道 (毎日新聞東京本社経済部 高橋祐貴)
那覇市内の認可外保育所の乳児死亡事故を巡る一連の報道 (沖縄タイムス編集局社会部 矢野悠希)
専門紙賞該当なし