雲仙・普賢岳大火砕流30年集会(雲仙集会)シンポジウムのお知らせ
消防団員や報道関係者を含む43人の死者・行方不明者を出した長崎・雲仙普賢岳の大火砕流発生から2021年6月3日で30年を迎えました。火砕流を正面から撮影できる当時の取材拠点「定点」には多くの記者やカメラマンが詰めかけ、火砕流の熱風に巻き込まれました。その警戒に当たっていた消防団員や警察官も犠牲となり、私たちは「市民を巻き添えにした」との批判も受けました。
大火砕流以降も、阪神・淡路大震災(1995年)や東日本大震災(11年)など大災害が続き、近年は豪雨や台風の被害が毎年のように各地で発生しています。私たちはそのたびに災害現場に向かいますが、惨事となった大火砕流の経験を改めてみなさまと共有し、災害報道の意義や課題を考えるため、雲仙集会のプログラムとしてシンポジウムを企画しました。新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、オンラインで実施いたします。
■参加費:無料
■参加方法:集会当日(6月6日)、下記のリンクにアクセスください(シンポジウム、まとめ全体会議とも同じURLを使います)
参加の方は、こちら(Zoomウェビナー)
<プログラム>
6月6日(日)
9:30~12:00 住民参加型シンポジウム「被災地を忘れない(長期取材の視点)」
<登壇者>
○杉本 伸一さん(雲仙岳災害記念館長)
○江川 紹子さん(ジャーナリスト、神奈川大特任教授)
○槌田 禎子さん(テレビ長崎記者)
○臺 宏士さん(放送レポート編集委員)
○金野 訓子さん(岩手日報編集局報道部記者)
○長沼 隆之さん(神戸新聞論説副委員長)
○吉永 磨美・新聞労連委員長(コーディネーター)
13:00~15:00 まとめ全体会議
※新聞労連や民放労連が災害取材に携わった記者らに実施したアンケートや事前に行った討論会の内容などを発表し、総括します。
共催:長崎マスコミ・文化共闘会議/日本新聞労働組合連合(新聞労連)/新聞労連九州地方連合会/毎日新聞労働組合/日本民間放送労働組合連合会(民放労連)/民放労連九州地方連合会