ですから、加計孝太郎理事長の記者会見というのは、ひどいものだと思います。私にしてみれば、出来の悪い猿芝居というか、茶番劇というか、嘘を嘘で塗り固めて、その上にさらに嘘を塗ったような話。これは「説明責任を果たした」という形を作るためだけにやったとしか考えられない。
この加計孝太郎理事長の記者会見のひどさというのは、もうだれの目にも明らかなんですけども、その記者会見があったがために、安倍さんとの面談はなかったんだという話が、水掛け論に持って行かれてる。「会った」「会わない」の話になってる。「言った」「言わない」の話になってる。話がすりかえられてる。
これは水掛け論にはなりません。面談があったというほうの話は、非常にはっきりとした証拠がある。面談していないというほうは何の証拠もない。ただ言ってるだけ。これは水掛け論になるはずがないんです。証拠のある話と証拠のない話ですから。
これを水掛け論に持ち込んだ上で「時間がたてば人々は忘れる」という官邸の作戦でしょうけども、その作戦にメディアも乗せられてしまってるんじゃないかと。
私は加計理事長の記者会見のひどさについては、もっともっとメディアが追及すべきであると思います。本当は山陽新聞が追及すべきだと思いますけども、会長が学園の理事であればしょうがないなあという気がしますけどね。