自由闊達な、県民・市民のための新聞社へ
新聞労連 中央執行委員長 南 彰
今日は平日の夜、お忙しい中、金曜日の夜で3連休の前にもかかわらず、これだけ多くのみなさんにお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。
まさか会場あふれんばかりで、別室にまでお集まりいただくというのは、われわれ、集会を企画したメンバーも想像していなかったことです。
これは新聞社にしっかりと立ち直ってほしいと。ちゃんと県民・市民の役に立つ新聞になってほしいという市民のみなさんの期待がまだあることの証だと思いますし、私たちはそれにしっかり応えなければならない。そういうことを今日あらためて思いました。
山陽新聞労組のメンバーは今、非常に苦しい闘いを強いられていますが、今日お集まりいただいたみなさんの力をバックにして、しっかり会社側と社内で議論を闘わせる ―― それは労働者のためだけではなくて、県民・市民のために、しっかり報道機関の中で言論の自由を全うして、そのことによって県民・市民の知りたい情報をちゃんと担保していく ―― そういう闘いをこれからも展開していきたいと思っています。
今、人数は3人ですけど、今日あらためて多くのみなさんと山陽新聞労組の良さ、今まで岡山で果たしてきた役割を共有できたことが非常に財産だと思います。
この追い風を背に受けて、山陽新聞の中でも、前川さんが先日いらっしゃった時の集会の様子を報道した記者とか含めて、心ある記者はいると思います。そうしたメンバーが自由闊達に社内で議論できる、そういう場を作っていかなくちゃいけないということで、山陽新聞労組の仲間に加わって、自由闊達な新聞社をつくり、それが県民・市民のために役に立つ。そんな好循環をつくっていけるように、これから新聞労連としてもしっかり取り組んでいきたいと思います。
今日はそうしたいいきっかけとなる「キックオフ」の集会となりました。これからも新聞労連として、また、山陽新聞労組として、そうした取り組みを続けていきますので、ぜひ絶大な後押しをいただければと思います。今日は本当にどうもありがとうございました。(拍手)
◆司会
以上をもちまして、新聞労連フォーラム「前川喜平さんと考えるメディアのあり方 ―― これでいいの? 山陽新聞」を閉会いたします。ありがとうございました。(拍手)
山陽新聞労働組合
- 前川喜平さんと考えるメディアのあり方~これでいいの?山陽新聞
- 漫画「山陽新聞が組合いじめ!」
- 当事者の横顔
- 開会あいさつ
- 第1部 講演(1)加計学園とメディアのあり方
- 第1部 講演(2)「山陽新聞会長=加計学園理事」は利益相反
- 第1部 講演(3)加計問題の本質は、安倍首相による国政私物化
- 第1部 講演(4)「首相の意向」で無理やり認可した獣医学部
- 第1部 講演(5)事実を報道できないNHK社会部の「意地」
- 第1部 講演(6)「出会い系バー」…ありがたかった文春砲
- 第1部 講演(7)「読売新聞が書くとは思えない」 ところが…
- 第1部 講演(8)自宅に取材攻勢 「会見するなら包囲を解く」
- 第1部 講演(9)書いてもいない「独占手記」が賞をもらい…
- 第1部 講演(10)愛媛県文書は「加計ありき」の動かぬ証拠
- 第1部 講演(11)首相と理事長の面談を「なかった」ことに…
- 第1部 講演(12)明らかな虚偽答弁 「首相案件」で地元負担倍増
- 第1部 講演(13)理事長会見のひどさ、メディアはもっと追及を
- 第1部 講演(14)教育に新聞を、加計・森友問題も題材に
- 第1部 講演(15)権力者が言う「中立性」にだまされるな
- 第2部 パネル討論(1) こんなにおかしい、山陽新聞の加計疑惑報道
- 第2部 パネル討論(2) 「第一労組」の日下委員長「経営が記事に介入しても何もしない」
- 第2部 パネル討論(3) 越宗会長=加計学園理事? 山陽新聞「分かりかねる」
- 第2部 パネル討論(4) 団交で「会長=加計学園理事」を認めた
- 第2部 パネル討論(5) 新聞社の「隠ぺい体質」は非常に問題
- 第2部 パネル討論(6) 安倍政権の窮地をイカサマで救った山陽新聞
- 第2部 パネル討論(7) 報道の自由を守る「職能団体」としての労組
- 第2部 パネル討論(8) 日本の新聞の半分は「政権プロパガンダ」
- 第2部 パネル討論(9) 越宗会長は加計学園理事を絶対辞めるべきだ
- 第2部 パネル討論(10) 安倍政権は「国民は愚か者だ」と思っている
- 第3部 争議の当事者あいさつ
- 第3部 閉会あいさつ
- 集会報道
- 集会参加者の声